青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

エコシステム型の生産財営業でイノベーション共創と好社会を目指す。

スパッタリングターゲット材の世界需要に関し、FPDパネル、半導体、HDD向けの伸びで年間2千億円規模にまで拡大してきているそうですが、特に薄型テレビの需要急増でITO(インジウム・スズ酸化物)の伸びが著しいようです。

ターゲット材の世界需要に関し日刊産業新聞2007年1月23日付は「FPD用が推定1千億円で03年比2倍、半導体6百億円で03年比倍増、記録用HDDの需要拡大で白金系ターゲット材が伸びている。」と報道していました。
ITO(インジウム・スズ酸化物)の需要が、薄型パネル太陽電池向けで急伸しています。ITO主原料のインジウムは、凡そ半分日本国産で、主に亜鉛精錬の副産物やリサイクルで製造されていますが、残り半分輸入です。日本国の輸入の6割、全体需要でいえば3割弱が中国からの輸入で賄われています。中国はインジウムの世界生産の3割を占める原料大国です。レメタル・ニュース2007年2月8日付に掲載された2006年輸入通関実績で、インジウム(塊、粉、くず)は433tで414億円、国別では中国から239tで55.3%、韓国から115t、カナダから44トン、その他150tです。
ITOの需要急進と需給逼迫でITO主原料のインジウムの国際価格も高騰しました。日刊産業新聞2007年1月23日付は「キロ当たりで03年初の100ドル近辺が現在は700ドル台で高止まり。」と報道していましたし、レアメタル・ニュース2007年1月24日付も「中国のインジウム(純度98%)相場は、1月12日現在で412-450米ドル」と報道していました。