青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

生産財の青草新吾1はリタイア。シニアの青草新吾2は複業で貢献を目指す。

2007-03-10から1日間の記事一覧

純度99.99%以上のインジウム地金の生産ではトップがDOWAホールディングスで日鉱金属や三井金属も生産しています。

DOWAは新地金の生産ではインジウム品位の高い亜鉛鉱石を混ぜ合わせて増産、リサイクルで再生地金の生産でも回収技術を高めて増産に努めているそうです。 日刊産業新聞2007年3月9日付けで「亜鉛鉱石の一般的なインジウム品位は0.01-0.02%程度だが、ボリビア産…

薄型テレビの普及でインジウムの3次製品であるITO(インジウム・スズ酸化物)ターゲット材の需要が急増し、派生需要で2次製品の粉末、更に1次製品のインジウム地金の需要が急増しています。

大面積の薄型テレビ、特にTFT-LCDの需要拡大で、カラーフィルターの対抗電極やTFTの表示電極のITOプロセス向けでITO(若しくは代替材)の需要拡大がまだまだ続きます。 インジウム地金の8割が透明電極用のITO(インジウム・スズ酸化物)のターゲット材で、更にIT…

コベルコ科研は、三菱電機系のメルコ・ディスプレイ・テクノロジー(熊本県合志市)に、アルミニウム合金だけ(の1層構造)でゲート配線を形成できる(アルミ合金の上に異材質を被覆する2層構造を必要としない)次世代ターゲット材を納入開始した。・・と日刊工業新聞が昨年2006年6月に報道していました。

TFTのゲート配線の材料で世界標準の地位を獲得できたコベルコ科研は「2層構造から1層構造への工程削減と原材料削減」で更なる進化を提案しているとのことです。 このターゲット材料は、合金化技術、インゴット製造技術、成形技術・・・の合わせ技で、まさに…

液晶パネル製造のTFT(薄膜トランジスタ)パターニングで行われる成膜に関し、神戸製鋼とコベルコ科研が供給するアルミニウム・ネオジウム合金のターゲット材が世界シェア8割で今や業界標準とのことです。

液晶パネルの画素に付くTFT(薄膜トランジスタ)のパターン形成では、ガラス基板への成膜とエッチングがくり返されますが、最初の成膜で使われるのがアルミニウムにレアメタルのネオジウムを添加した[Al-Nd合金のターゲット材料]とのことです。TFTゲート配線の…

消費財営業のセールスと生産財営業(セールス&マーケティング)の違いは、ハイテク素材や半導体製品の営業で際立ちます

顧客関連のプロセスと営業プロセスの両方で、本頁で取り上げるターゲット材のビジネスは、営業技術の役割が高いといえます。生産財営業の基本指標であるQCDSの中でもS(サービス)の提案力と提案「実現力」が勝敗を決します。飛びぬけた力量のセールスマンが何…