青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

生産財の青草新吾1はリタイア。シニアの青草新吾2は複業で貢献を目指す。

2007-03-17から1日間の記事一覧

ITOターゲット材は世界首位の日鉱金属と2位が三井金属、3位の東ソー・・と続きます。ターゲット材の生産能力そのものは十分なようですが何とか足りそうな原料インジウムの供給逼迫が続きます。

業界2位の三井金属に関しては半導体産業新聞2007年2月21日付が「三井金属は06年の当初計画であった月産40トンを下方修正し、06年後半の月産30トンを07年度夏場までに月産35トン程度に引き上げるとの見直しを行った。福岡県の三池薄膜工場と台湾の2拠点で、FP…

液晶テレビの需要も短期的には06年6月のサッカーワールドカップが期待はずれだったためにITOメーカー各社は増産計画の見直しを余儀なくされてしまったようです。

上述日鉱金属の大野守一事業長は2006年度ITO販売実績に関し「06年度は大型テレビの伸びが期待したより下回ったことで計画に実績が届かなかった。2005年の月26tに対し、2006年の実績は、月30t(年360t)程度の前年比伸び15%に留まった。計画では、2006年は月38.…

薄型テレビの主要デバイスであるTFT-LCDやPDPの透明導電膜の形成で使われるITO(インジウム・スズ酸化物)ターゲット材の供給が逼迫していますが、リサイクルを含めた増産と代替材料の実用化で需要は何とか賄えていけるだろうというのが大方の見方です。

レアメタル・ニュース2007年1月1日付で透明導電膜用ITO(Indium Tin Oxide/インジウム・スズ酸化物)ターゲット材で世界トップの日鉱金属 ・電子材料カンパニー・液晶ターゲット事業部の大野守一事業長へのインタビユー記事を紹介していました。 曰く「世界需…

フラットパネルディスプレイ(FPD)の透明電極や透明回路の形成では透明度が高くてエッチング性に優れるITO(インジウム・スス酸化物)がターゲット材として使われています。

生産財マーケティングでは、顧客業界の製造プロセスの流れを把握することが重要です。透明導電膜はITO(インジウム・スズ酸化物)がガラス基板にITOプロセスのスパッタリングで形成されます。液晶テレビのTFT-LCDではカラーフィルターの対抗電極とTFTアレイの…

ハイテク素材の生産財営業(セールス&マーケティング)では顧客満足の必要条件であるQCDSの品質を実現するためにプロセス志向の部門横断的なリーダーシップが求められることが多々あります。

長期的に持続する高品質の顧客関連のプロセスは、プロセス志向のリーダーシップが発揮されることで形成されていきます。そのための組織風土や組織としての仕組みと能力が必要です。 プロセス志向とは、目標実現のためにセクショナリズムに囚われない協働のプ…