青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

エコシステム型の生産財営業でイノベーション共創と好社会を目指す。

2018-01-04 209.戦後世界の大転換を乗り切って次世代への継往開来を

戦後世界の秩序が大転換中です。”良いこととされてきたグローバリズム”の幻想が剥げ落ち、エスタブリッシュメントへの反発で米合衆国ではトランプ大統領が登場。金融緩和で世界中でマネーが溢れかえる金融危機後の世界。世界を巻き込む危機を内在する中国共産党が独裁する中国。日本は、消費が14年の消費税増税から回復できていないものの、好調な世界経済のお蔭で企業業績が良い内に、子育て世代や社会保障への不安を取り除いて、次の発展へとつないでいきたいものです。

    平成30年度(西暦2018)の干支の戌(いぬ)は真面目のシンボルです。真面目に働く個人の幸福度を高めて、社会的公器である真面目な会社などの社会的価値を高めていく、そのためには、事実に基づく現状認識自分が活動していく方向性が大切です。・・・世界の景気は良いのですが、金融はバブルです。バブルはいずれはじけます。バブル崩壊で持ちこたえるには強い実体経済が必要です。世界の金融は世界GDPを上回る通貨供給量世界GDPの325%もの世界の政府債務残高という統計的には危機状態です。危機がが忍び寄っています。・・・年金も政府もあてにならないと社会不安が高まります。そうならぬよう、個人も組織もこの大転換の荒波を乗り切っていかねばなりません。
    まずは世界秩序の大変化。パックスアメリカーナ(PAX AMERICAN 米国による平和 )の転換からみていきましょう。米合衆国は、第二次世界大戦を経て戦後政治と金融の世界秩序の中心となりました。ソ連や中国との東西冷戦時代は、それなりに利益を享受していたのだと思いますが、ソ連が崩壊し、中国が改革開放で国家資本主義へと動いて1992年以降グローバル化が一気に加速し、中国が最大のグローバル化受益国となり、EUなど米と並び立つ勢力が登場し、米合衆国の一方的な持ち出しになっていることに気づいた米選挙民がトランプ大統領を当選させたともいえます。・・・このグローバリズムへの失望感トランプ大統領選出の背景という部分は、下術の中野剛志なるお方の寄稿がよくまとまっていますので引用します。
>http://toyokeizai.net/articles/-/145294 トランプ勝利もBREXIT衆愚政治ではない 中野剛志 東洋経済2016.12> (富と平和をもたらす最善の道でより平和な世界をもたらす)と喧伝されてきたグローバリゼーションのイデオロギー(信仰)破たんした。反省も方向転換もしないエスタブリシュメントに業を煮やした多くの米国民が、方方向転換を求めトランプ大統領を選出した。・・・グローバリゼーションは米国民の豊かな生活を約束しないし、米合衆国の経済力を弱体化させた。この20年間、米英をはじめとする先進諸国の実質賃金は伸びなくなり、(ごく僅かの受益者と大多数の国民との)格差が極端に拡大した。一方で中国米国の支援グローバル化の最大の受益国となり富国強兵を進めている。もはや米国民が多大なコストを負担してまでグローバルな秩序を守る動機は失せた。