青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

エコシステム型の生産財営業でイノベーション共創と好社会を目指す。

2017-12-31 208.会社も相撲協会も「プロの真面目さ高潔さ」で更なる発展を!

相撲協会東芝も不祥事の根っこは同じです。日本型組織の構造欠陥です。日本型組織は相互協調的自己観*1ですから、内在する衰退惹起サイクルの歯止めの楔(くさび)を打ち込んでいない会社では、集団に溶け込み埋没した個人が組織のためと称して反社会的なことをしでかすのです。最終的なソリューションは「職業に忠実で高潔なプロ(Professional Integrity)」を世の中の主要な規範と価値観の一つにしていくことだと思います。

平成30年(西暦2018年)の干支である戌(いぬ)は真面目さと勤勉さのシンボルです。世界の中で衰退が続く今の日本に必要なのは真面目さを取り戻すことだと思います。真面目とは「会社の常識や上司の命令に反しても誠実に振る舞うこと」です。言われたことを言われた通りにやることではありません。真面目は英語でいえば、Honest(正直で真っ直ぐ)、Trustworthy(信頼できる)、Genuine(素直)、Faithful(誠実)です。

「悪い意味で真面目という場合の表現」のSerious(杓子定規)やSquare(四角四面の堅物、面白味がない人)は英和辞書の誤訳ともいえます。気安く使わないようにしましょう。
 藤野英人なる投資会社代表の御仁は「従業員が真面目経営者が素直な会社は組織が生き生きしており、長期的に高い利益成長が期待できます。逆にいえば、そうでない企業は不祥事が起きやすいといえるでしょう。個人投資家の皆さんにも参考になる視点ではないでしょうか。」と、真面目や素直に本来の意味について詳述してくれていますので以下で引用させてもらいます。
>https://style.nikkei.com/article/DGXMZO22239120T11C17A0000000 :title=相次ぐ不祥事 私が企業を見るポイント(藤野英人)> どうして不祥事は起こり続けるのでしょう? 日本企業に共通した悪弊社員が真面目でないからです。一番悪いのは不正を指示した経営者にきまっていますが(不正な指示に)従った真面目でない社員もいるわけですね。日本人は真面目の意味を履き違えていると思います。真面目とは本来、真剣であり、誠実であること。そして「本質とは何か」をしっかり考えることです。原点に立ち返ると、たとえ会社の常識や上司の命令に反したとしても、誠実に振る舞うことが真の意味で真面目な行為といえるでしょう。・・・松下幸之助さんはこう記しています。素直な心とは、何ものにもとらわれず 物事の真実と何が正しいかを見きわめて、これに従う心です。 単に人に逆らわず 従順であるということではありません。・・・・不条理な命令を「上司に逆らえないから」と社員が受け入れてしまう、ガバナンス(企業統治)やコンプライアンス(法令順守)の観点からはとんでもないことです。