化合物半導体ウエハーの供給では、総合1位が住友電工、2位が日立電線、3位が三菱化学、と日本勢が上位を独占しています。
Electronic Journalのレポートによると、2005年度の化合物半導体のエピタキシャルを含めての世界需要は約770億円で、世界シェアは、1位の住友電工が19.9%、2位の日立電線が15.8%、3位の三菱化学12.3%、4位のFreiberger11.7%、5位の昭和電工8.4%、以下、米Kopin、DOWA、英IQE、米AXT、信越半導体、日鉱金属・・と続くそうです。
製品別・用途別にみると、化合物半導体の6割を占めるGaAsウエハーで首位の住友電工は光デバイス向けの導電性GaAsウエハー、電子デバイス向けの半絶縁性GaAsウエハー、の両方が伸びていて積極投資の構え。
化合物半導体の2割弱を占めるGaPウエハーはLEDで使われていますが、昭和電工、三菱化学、信越半導体の3社が市場を分け合う形なるもGaAsウエハーによる赤色LEDに移行する動きもあるそうです。