青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

エコシステム型の生産財営業でイノベーション共創と好社会を目指す。

98-3/3 省エネ・蓄電デバイス

製造工場における瞬時電圧低下(瞬低)と停電のリスクに関し、例えば半導体・液晶工場では瞬低1回の発生で1千万円以上の年間被害額が発生するといわれているそうです。

102と103で前述のUPS(無停電電源装置)と瞬低装置に関し、半導体産業新聞2007年7月11日付で「停電には無停電電源装置(UPS)、瞬低には瞬低対策装置が用いられる傾向がある。瞬低だと日本では落雷などのリスクに対し、最大15秒程度の補償時間が確保されれば問題ないようだ。UPS市場650億円規模なのに対し、瞬低市場40億円強程度だが、2010年ごろには瞬低市場が200億円規模まで拡大するとの見方もある。UPSはバッテリーを内蔵し、瞬低のみならず、サージ、ノイズ、停電など様々な電力トラブルから無瞬断で保護する点が最大の特徴だ。電力変換器(インバータ、整流器など)および蓄電池などから構成される。」と概説していました。
半導体産業新聞2007年8月22日付は指月電機製作所と日新電機の瞬時電圧低下・停電対策装置(瞬低対策装置)に関し「指月電機は、電気二重層コンデンサーの優れた特性が、瞬低対策の市場を短時間停電の領域にまで広げているものとみている。同社は電気二重層コンデンサーFARADCAPを搭載した瞬低・停電補償装置を01年11から販売開始しており、低圧系は10-400KVA、高圧系は500-2000KVAまで取り揃え、受注を多数獲得している。リピート案件だけでなく、新規の顧客も増えている。・・・・日新電機は07年度に大容量仕様品、ならびにEDLC(電気二重層コンデンサー)シリーズの投入を計画している。従来のアルミ電解コンデンサシリーズはそのままで、一秒を越える補償時間が長い要求に対しては、EDLC瞬低対策装置を提供する。」と報道していました。日新電機は、自社の瞬時電圧低下装置(瞬低対策装置)の電源用に電気二重層コンデンサ内製するとのことで電波新聞2006年2月8日付で「本社工場で年産10-20千セル体制を整え、4月を目処に量産を開始する。10月をめどに今回の電気二重層セルを組み込んだ定格容量200キロVA、補償時間2秒の低圧用瞬低対策装置の販売を始める。今後、補償時間1-10秒瞬低対策装置の電源は電気二重層セルを採用していく計画。開発した電気二重層コンデンサは、陽極、陰極ともに活性炭を採用。セルサイズ100x130ミリで定格電圧2-3ボルト、静電容量1500Fを達成した。」と報道されていました。