青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

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154-2/3. 歴史教育はシンガポール(星国)を見習いたい

歴史教育を通して、様々な見方や利害の中で生き抜いていく知恵を鍛えるという温故知新の未来志向において、シンガポール歴史教育は、日本の歴史教育よりも数段勝っているようです。

“国民一人一人が自分の頭で考える歴史教育”、“丸暗記ではない歴史教育”、が切望されます。シンガポール(星国)ではそのような歴史教育が行われているそうです。星国(シンガポール)の歴史教育について星国日本人学校中学部の河原紀彦教頭(53)は産経新聞2009年3月8日付で「日本占領下の星国では華僑粛清事件などもあったのに、中国や韓国のようなむき出しの反日感情みられないのはなぜか? それを知るには教育を調べるのが一番だと考えました。・・・・星国の歴史教科書は“知識を学ぶ”のではなく、“歴史から考えさせて思考力をつける”のが目的で使われています。例えば、20世紀の歴史教科書では、日本がおかれた経済状況や国際情勢などの説明に重点がおかれています。驚かされるのは“軍国主義の効用”という項目があることです。“軍国主義といえども何らかの効用があったからこそ、当時の日本国民が受け入れた”ということを教えることで、逆に、どうすれば軍国主義を避けられたのかを学ばせます。・・・・“危機と紛争”という項目では、“1941年あなたは日本の首相です。日本と米国の関係は緊迫し、米国は日本に石油などを売るのをやめました。日本はそれができなければ、国家が立ち行かない。首相であるあなたは、米軍基地を攻撃するよう命令しますか?”と、太平洋戦争開戦時の日本の項目がこんな質問で始まっています。・・・自虐史観の教育で過去を非難するだけでは、何も生まれない。星国と同様の教科書東南アジア各国で使われており、日本もそうした変化を知る必要がある。」と述べておられます。歴史教育とは、温故知新に意義があります。先人の苦労と過去の事柄から、今と未来の現実の中で生き抜く知恵を高めていくような教育システムに変えていきたいものです。
歴史問題環境問題では、事実や科学よりも、思想に基づいた認識(イデオロギー)によるプロパガンダが活発に行われる傾向にあります。民主主義を維持していく上では、プロパガンダ騙されない教育が必要です。騙されないためには民主主義の原理原則を徹底することです。民主主義とは、複数の言論複数の政党競い合うことを前提した制度です。議論封じをするのは、複数の言論を認めないということですから全体主義といえます。日本の国民性弱点は、昔も今も空気に流され易いことですから、尚のこと言論の自由多様な意見の存在がとても大切です。国民一人一人が自分の頭で考え、議論を通して個人と家族共同体地域社会国家地球にとってベターなことを判断し、多数派であれ少数派であれ、お互いを認め合って、平和に共存していく上で、思考訓練のネタとしての歴史教育はすこぶる重要と考えます。