青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

生産財の青草新吾1はリタイア。シニアの青草新吾2は複業で貢献を目指す。

車載電装デバイスの進化はマテリアル系生産財の部材の進化へと派生していきます。

半導体産業新聞2006年11月1日付けで東レに関し「同社の中期課題IT-2010によれば、情報通信自動車向け先端材料を伸ばし、2010年度に売上の半分、営業利益の75%までに構成比を引き上げる。創業80年を経て最先端マテリアルカンパニーとして生まれ変わっていく」と報道されています。
日経新聞2005年11月15日付で「クレハ東レが自動車部品で使う耐熱性が高いPPS樹脂を増産する。PPSの世界需要は年40千トンでクレハと東レ大日本インキ化学工業の3社で世界シェア8割を占める」と報道されていました。
ハイブリッド車を例にとると、16.で前述の非鉄金属系の100年企業が多く係わっています。ニッケル水素電池向けで正極の水酸化ニッケルを住友金属鉱山が、負極の水素吸蔵合金を三井金属、モーターの磁石でネオマックスが、14.で前述の伸銅品で[[DOWAメタルテック]]とDOWAホールディングスは、自動車コネクタ用端子材やハイブリッド車パワーモジュールの基板、住友電工系のアライドマテリアルが銅モリブデンヒートシンク住友電装オートネットワーク技研が新しい電磁シールド構造を持つ高圧ハーネス・・等々、マテリアル系生産財の進化が進んでいます。