2006-04-16 日系企業が世界シェアの7割を獲得している電子部品の各社(京都企業で京セラ・日本電産・村田製作所・ロームなど、半導体パッケージングで新光電気・イビデン・日本特殊陶業・・)の競争戦略に関し、産業アナリストの林隆一氏が電子材料2005年4月号に寄稿してくれた次の戦略モデル分類が参考になります。 電子部品 中間生産財(中間財) 組織経営 産業アナリストの林隆一氏は、電子部品15兆円の受動部品・変換部品・接続部品の分野で、持続的に成功してきている企業を以下のように分類しています。 日本電産・京セラ・イビデンが、誰よりも早く当たり前のことを当たり前に行う[シンプルルール戦略]。 ローム・ヒロセ電機・キーエンス・マブチモーター・新光電気が、シェアは高くなくても自社の強みを発揮できる市場を自ら定義することで高い参入障壁を構築する[ポジショニング戦略]。 村田製作所・TDK・日東電工・ミネベア・NTKが、コアコンピタンスで圧倒的な比較優位を確保する[資源戦略]。 参考:工業調査会「電子材料2005年4月号−エレクトロクス産業における電子部品産業の位置づけと業界地図」