青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

生産財の青草新吾1はリタイア。シニアの青草新吾2は複業で貢献を目指す。

2007.1.6 1/5 あけましておめでとうございます。本稿の趣意を確認しながら新年の投稿初めをします。

2006年は3月17日の初稿から年末の71稿で年の瀬を迎えました。投稿を通して想いを強くしたのが、日本のもの造り競争力の源泉の一つは「材料を良く知り、これを組み合わせ使いこなす」点にあるということです。例えば、筆者が生産財営業で駆け出した1980年代に受けたインパクトの一つが、トヨタ自動車の第5技術部(当時)に象徴される「川上から調達する材料の品質を徹底的に掘り下げて吟味して組織的購買を決定していくプロセス」が品質最優先の少なからぬ優良企業で形成されていたことです。これら顧客企業供給者との濃密なコミュニケーションを維持する仕組みを持った顧客関連のプロセスこそが、顧客企業と供給者企業の双方競争力を高め続けています。