青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

エコシステム型の生産財営業でイノベーション共創と好社会を目指す。

電線の営業形態(業態)は顧客関連のプロセスと営業プロセスの属性によって、商社経由であるか否かに関わらず、直需相手の紐付きと市販の店売りに二分できるのは、他の生産財と同様です。

産業用電線とは、ビル工場住宅向けで、直需で紐付きの電設ルートと、店売りを行う電線問屋や電設問屋向けの市販ルートがあります。店売りの市販ルートでは与信判断が重視されています。
機器用電線は主に直需の紐付きで、大手電機メーカーとその系列会社が主要顧客ですが、価格算定方式は、モノ価格方式で銅価スライド方式は一般的でありません。
ワイヤーハーネス巻線も直需の紐付きで、自動車部品変成器モーターのメーカーが主要顧客ですが、価格算定方式は、導体のについては定期的銅価スライドの仕組みが定着しています。自動車業界向けは3ヶ月又は6ヶ月単位、巻線は月単位、です。
銅価高騰によって、電線メーカーがモノ価格の機器用電線よりも銅価スライドのワイヤーハーネスや巻線の販売を優先するのは当然の流れです。しかしその巻線でも銅価はスライドですが、樹脂素材高騰までは想定外だったというのが実情のようで、日刊産業新聞2007年1月25日付は巻線では国内最大手住友電工ウインテックの鈴木英作社長が「06年7月時点で04年秋のワニスの第1次値上げからの累計で、連結で年間4億円コストアップになっている」と悩まれている様子を伝えていました。