青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

エコシステム型の生産財営業でイノベーション共創と好社会を目指す。

92-4/4 バイオ素材

薄型テレビ以外の電子機器でもバイオ素材を実用化して量産採用する努力が続けられています。

松下電器バイオプラスチック採用に関し、電波新聞2007年1月19日付で「松下電器が第3回バイオマス活用優良表彰で最高位の農林水産大臣を受賞した。同社は、03年からアルカリ乾電池に、04年からはオキシライド乾電池にも、とうもろこし原料バイオプラスチックブリスタパッケージを採用し、累計生産5千7百万パックを2年半で達成した。これにより年間約400トンCO2排出量削減に貢献した。バイオプラスチックは硬くてもろく、熱にも弱いため量産が難しかったが、シート材料と量産技術を開発した。バイオプラスチック採用パッケージにはバイオマスマークを表示している。」と報道していました。
97で前述した富士通NECのバイオ素材の開発に関し、Electronic Journal 2007年6月号で「富士通では、LCA(Life Cycle Assessment)をもとに、バイオプラスチックノートPC筐体に使用した場合、石油系樹脂に比べて筐体のライフサイクル全体でCO2排出量を約15%削減できることを明らかにした。」と紹介していました。またNECが発表した金属に匹敵する熱伝導性を有するバイオプラスチックに関し2007年5月17日付電波新聞は「NECはトウモロコシなどの植物に由来する樹脂を用いてステンレス以上の熱伝導性を実現した。このバイオプラスチックを電子機器の筐体に利用することで、従来は困難だった局部的な高温化を防ぎながら筐体全体で放熱することが可能となる。」と報道していました。