青草新吾の惺々著考 glocaleigyo

エコシステム型の生産財営業でイノベーション共創と好社会を目指す。

エネルギーデバイス

98-3/3 省エネ・蓄電デバイス

製造工場における瞬時電圧低下(瞬低)と停電のリスクに関し、例えば半導体・液晶工場では瞬低1回の発生で1千万円以上の年間被害額が発生するといわれているそうです。 102と103で前述のUPS(無停電電源装置)と瞬低装置に関し、半導体産業新聞2007年7月11日付…

98-2/3 蓄電デバイスで電気二重層キャパシタ

電気二重層キャパシタは、2次電池とアルミ電解コンデンサーの間に位置するといえ、車載向けなど大型の開発と実用化に加速度がついてきました。 電気二重層キャパシタ(コンデンサ)は、小型では既にメモリーのバックアップ電源として電話機や無線機、AV機器な…

98-1/3 大容量キャパシタ

リチウム電池、キャパシタ、太陽電池などエネルギーデバイスの分野では、新旧渾然一体のダイナミックな協業と躍動、止揚がみられます。 前頁106でパワー用の大型リチウムイオン電池でベンチャー/エナックスと小沢代表に触れましたが、パワー用の大容量キャパ…

2007-9-8 97-3/3 リチウムイオン電池の進化

リチウムイオン電池の進化は続きます。電極の活物質や電解質の研究も進んでいます。 上述の村田製作所が開発し出展した電子部品用のチップ2次電池に関しレアメタル・ニュース2007年4月16日付は「セラミック製の固体電解質を使用した2次電池は世界初。このチ…

2007-9-8 97-2/3 リチウムイオンでマンガン系

蓄電デバイスのリチウムイオン電池では、ソニー出身の小沢和典代表が起業したエナックスとマンガン系リチウムイオン電池の風が吹いています。 正極にマンガン系化合物を用いた大型リチウムイオン電池の供給に関し、105で日立ビークルエナジー(新神戸電機)が…

2007-9-8 97-1/3 小型二次電池 / ニカド・ニッケル水素・リチウムイオン

充放電ができる小型2次電池は1960年代のニカド電池で普及し、1990年代のニッケル水素電池で需要が飛躍的に高まり、続くリチウムイオン電池で更に加速され、2000年以降は、大型2次電池の分野でも高性能化への需要が高まっています。 人類最古の2次電池は、西…

96-3/3 リチウムイオン電池で車載用大型

リチウムイオン電池の車載用大型電池では自動車メーカーも加わった製造合弁の展開も進みます。 1997年のプリウスの市場投入とEVに関し100で前述しましたが、トヨタは量産開始に向けて1996年12月に松下電池との合弁でパナソニックEVエナジー(PEV)を設立しEV用…

96-2/3 リチウムイオン電池の事故と回収

顧客要求事項への対応と品質保証のバランスに関し、リチウムイオン電池で起きた昨年来の事故と回収は派生需要の生産財営業の難しさが凝縮されています。 ソニーのリチウムイオン電池の回収に関し、東京工業大学大学院の准教授/山田淳夫氏はElctronic Journal…

96-1/3 蓄電デバイスのリチウムイオン電池

リチウムイオン電池はエネルギー密度が高いだけに安全コストが嵩む電池ですが、利点が大きいので需要が増え続けています。 筆者/青草新吾は1996年3月に当時のソニー電池研究所の所長/西美緒氏の講演をマイアミの国際会議で拝聴したことがありますが「安全性…

95-2/3 パワー半導体の効率改善で素材とデバイス構造 

省エネデバイスの効率の多くを担うパワー半導体の効率改善では、マテリアル系の素材とデバイス構造の両面作戦で進められています。 パワーモジュール向け絶縁基板の供給では、トクヤマとDOWAが協業を進めています、両社が2007年2月に合弁で設立したTDパワー…

94-3/3 省エネデバイスでインバータ

インバータに代表される省エネデバイスの普及でエネルギー効率が高まり、原油消費量や二酸化炭素の排出量の削減が進みます。 パワーエレクトロニクス関連のインバータ化に関し、資源エネルギー庁の省エネルギー技術戦略2007では「省エネデバイスの導入が進め…

94-2/3 パワーデバイスで高耐圧トランジスタ

省エネの推進に直結するパワーデバイスの需要が伸びています。パワーデバイスの1-2割が産業用の高耐圧トランジスタです。 パワーデバイスに関し2007年4月18日付半導体産業新聞は「矢野経済研究所の調査報告によると、2006年のパワーデバイス市場は前年比16.4…

2007-06-16 86-3/4 マテリアル系生産財

マテリアル系生産財による部材の競争戦略に関し、東証上場で愛知県尾張旭市のMRUWAや京都市のクリーンベンチャー21の事例が参考になります。 MARUWAは回路部品用のセラミック材料からスタートして今は電子部品の製造までを手がけています。日系ビジネス2007…

九州では薄膜太陽電池の生産拠点の集積が進みつつあります。

次世代薄膜型太陽電池の生産工場で九州地区への集積が進んでいます。半導体産業新聞が全体をまとめて報道してくれていましたが、既存メーカーの三菱重工がアモルファス太陽電池と微結晶シリコンのタンデム型で長崎県に、新規参入で富士電機システムズはフレ…

中間財の太陽電池の製造に関し、オーストラリアで博士号を取得した中国への帰国人材の施正栄氏が2001年にサンテック社を起業して急成長を遂げ、今年2006年には「日本で有数の国内生産力を持つMSK社をグローバル展開のために買収」との報道に際しては新しい息吹と躍動を感じざるおえません。

グローバルな中華人脈のパワーと、共産党独裁の政治とは別世界で民主化と国際化が進む中国の一面を感じ取れました。各紙で取り上げられましたが半導体産業新聞8月23日付で情報の整理をしてくれています。 日本のMSKは、1967年設立で1984年から太陽電池モジュ…